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イエス・キリストは「神を愛することと隣人を愛することに律法全体と預言者とが基づいている」と語られたが、この律法全体と預言者とは旧約聖書全体を示している。この旧約聖書の核心が十戒であり、神の愛と隣人の愛である。

 本書では、世界で初めて十戒を救済史的観点から体系的に整理した。特にヘブル語の原文に基づいて意味を説明しており、それぞれの戒めの救済史的教訓を詳しく表している。


 神に対する愛とは、心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、全ての命と全ての所有をもって愛することだ。イエス・キリストは隣人を自分を愛するように愛することが「最も尊い律法」であると語られた。そんな主は、ご自分を十字架につける者たちの前でさえも「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」と嘆願し続けられた(ルカ23:34)。このイエス・キリストがまさに善きサマリア人であり、まことの隣人であり、永遠の命を下さる張本人なのである。

 

第7巻「にわたる永久の契約 十戒」ではモーセの8回に渡るシナイ山登頂日程と出来事について世界で初めて整理した。モーセが2291メートルのシナイ山を8回にも渡って上り下りしながら、神の救いの経綸を成就する場面はまるでドラマのようであり、そこには神秘的な救済史の秘密が秘められている。

 また、詩篇119篇に記録されている神の御言葉に対する10個のヘブル語の単語を通して、イエス・キリストと関連している救済史的意味を詳しく説明している。

 

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