syohyou_head_t05.png


 著者・朴潤植牧師は、「創世記の系図」に続いて「忘れていた出会い」を出版され、今回は3巻目の「永遠に消えない契約の灯火」を出版されました。これらの本は著者・朴潤植牧師の信仰の結集であり、聖霊の感動を糧に生涯研究されてきた「聖書研究の結晶体」とも言えます。

 聖霊の強い御わざがなければ、韓国教会史において、これほど稀有で素晴らしい著書が出版されることはなかったはずです。特に「永遠に消えない契約の灯火」は著者が常々心に抱く、「ただメシヤによる救購のみわざの信仰」をあらゆる人々に知らせ、救いの道に導こうとする意図によって生みだされた著者の信仰を公にする貴重な贈り物であると思います。


 今日、人本主義の思想が溢れている時代に、神は「あなたがたは主の書をつまびらかにたずねて、これを読め。これらのものは一つも欠けることなく、また一つもその連れ合いを欠くものはない。これは主の口がこれを命じ、その霊が彼らを集められたからである。」と言われました(イザヤ34:16)。著者は「主の書をつまびらかにたずねて、これを読め」と言われた御言葉に従って、生涯聖書を信じ、つまびらかに研究し、教えてきました。これはすべて聖霊のみわざによるもので、コリント人への手紙第一2章13節の「御霊の教える言葉を用いる」という御言葉を思いださせます。著者は聖書の御言葉を決して人間的な知識として捉えることなく、三位一体の神を信じる信仰で捉えています。また、その信仰に基づいて御言葉を宣べ伝え、イエス・キリストによる贖いの御わざであることを知って、それに従わせることで、多くの魂を救う素晴らしいわざを行ったのです。


 朴潤植牧師の聖書に対する洞察力は驚くばかりです。著者は旧約が証する、「来るべきメシヤ」、すなわち「イエス・キリスト」の救贖のみわざが、世が創られ前から計画された神の経綸であることを明らかにしています。神のすべての救贖のみわざがイエス・キリストの存在のもとに計画され、イエス・キリストを目標に進行されているという驚くべき真理が、信じがたいほど明解に、しかも荘厳に表現されている事は実に痛快です。   

 著者は50年、牧会の働きを通して、イエス・キリストの血の対価によって買われた教会を数百の教会を建てて、数多くの魂を主に導くわざを行いました。この素晴らしい働きは、聖霊なしにはできないものです。より驚くべきことは、80歳を超えたにもかかわらず、2007年10月から始まって2009年3月まで約1年6カ月(18ヵ月)のあいだ3冊も著述されましたが、その分量が1,200ページにも達するということです。

 著者の神学は、徹底的に「聖書に帰ろう」です。著者は全世界の教会に向けて、「神の御言葉である聖書を見て、信じて、読んで従えば、その通り実現する。」という貴い真理を述べ伝えています。著者の書を読むうちに、聖霊の感動が穏かに、そして力強く押し寄せてくることを全身で体験する事ができました。そして、イエス・キリストの十字架の尊い血潮による熱い恩寵が心に迫り、涙が溢れてきました。


 本著書は朴潤植牧師の教会成長と大勢の魂を生かす牧会の経験と、ただ聖書中心の改革信仰を堂々と紹介しています。ですから、この本の読者が、朴潤植牧師が残された生涯を通して、神の偉大なるみわざのために働けるよう祈って下さることをイエス・キリストのみ名によってお願いします。著者の血と汗と涙の結晶体である本書を積極的にご推薦します。


アメリカ五旬節神の聖会 総会 アジア監督


ホン・ギョンピョ



XE Login