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 幕屋の外見はみすぼらしいテントのように見えるが、聖所の中に入ると全てが輝かしい純金で覆われている。人のかたちとしてこの世に来られたイエス・キリストも、外見は麗しさや品格など私たちが創造するような美しさはなかったが、その中には父のひとり子としての栄光に満ちて光り輝いていた。本書は世界で初めて救済史的観点から見た幕屋と器具について、ヘブル原語に基づき詳しく整理している。


 本書で再現した幕屋の器具のかたちは全て、最も聖書的であって誰でも一目でわかるようにカラーで描かれている。

幕屋の庭にある燔祭の祭壇は犠牲のいけにえであるイエス・キリストを、洗盤は私たちの罪の汚れを清めてくださるイエス・キリストを、聖所の中にある供えのパンを置く机は私たちの命のパンであられるイエス・キリストを、金の燭台は私たちの魂の光であるイエス・キリストを、香をたく祭壇は私たちのために執り成しの祈りを捧げてくださる大祭司イエス・キリストを表している。


 この他にも第9巻「くすしき栄光奥義 幕屋契約」では、契約の箱と三つの記念の物(マナを入れた金のつぼ、二枚の契約の石板、芽を出したアロンの杖)の救済史的な意味を明らかにしている。また、世界で初めて幕屋と契約の箱の移動の歴史について詳しく整理した。

 

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