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 第6巻では初代大祭司アロンからA.D.70年の最後の大祭司パニアスまで、約1500年間にわたる77代の大祭司の系図を世界で初めて整理した。キリスト教史において一度も成し遂げられなかった偉業である。過去に海外の著名な神学者たちが、バビロン捕囚以降の一部の大祭司たちの系図を整理したことはあったが全体的に整理したことは一度もなく、また、聖書に基づいたものではなかった。さらに本書は、聖書に記録されている大祭司の礼服を世界で初めて公開し、聖書に基づいて正確に礼服を再現した。

アロン以後77代の大祭司を体系的に整理
 B.C.1445年、アロンから始まった大祭司の歴史はエルサレム滅亡のA.D.70年まで、約1500年間続いた。本書は、全大祭司74名(77代)を大きく3つに分類している。まず、旧約聖書に記録されているアロンからヤドアまでの29代。次に、オニアス1世からアンティゴノスまでの19代(18人)。最後に、ヘロデ大王が任命した大祭司アナネルからA.D.70年エルサレム滅亡までの29代である。

ベールに包まれていた77代の大祭司が、1人ずつ明らかになっていく
 本書は、アロンからパニアスまで、77代の大祭司の歴史と業績、また彼らが犯した過ちや、彼らに対する神の厳重な評価を、世界で初めて体系的に整理した。彼らの歩みを通して、私たちは多くの教訓を得ることが出来るだろう。

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大祭司が礼服を着用した姿を聖書に基づいて整理

 神は大祭司の栄光と聖さ、美しさ、そして救いの御わざを表すため、大祭司たちに特別な服を身に着けるよう命じられた。大祭司が身に着ける礼服は「胸当て、エポデ、上服、下服、帽子、帯」などである。この礼服を実際に着用した姿を、聖書に基づいて世界で初めて体系的に整理した。また、胸当ての上に着ける金の編細工にはめた12の宝石と、エポデの両方の肩ひもにつける金の編細工にはめ込まれた2つの宝石についても詳しく説明している。

77代のユダヤの大祭司と世界史の変遷を図表に
 ペルシャの統治時代以後のユダヤの歴史が、ヨセフスの「ユダヤ古代史」だ。ユダヤ人たちは、ネロ皇帝の統治の最後であるA.D.66年から70年まで約4年間、ローマの勢力をユダヤの地から追い払い、独立を勝ち取るために武力闘争を引き起こした。この時、ユダヤ人の中心となった人物がまさに大祭司の家系出身のヨセフスである。このヨセフスをはじめとするプトレマイオス、セレウコス統治時代の大祭司ハスモン王家と統治者ヘロデ家の家系図に至る、世界史の変遷を図表にまとめて収録されている。

ユダヤの大祭司と世界史の変遷
 ペルシャの滅亡以後、ユダヤの大祭司と世界史の変遷を一目で見ることのできる図表を、世界で初めて整理し発表した。この図表を通して、ペルシャの滅亡以後、イエス・キリストの生涯やティトス将軍によってエルサレムが陥落したA.D.70年まで、世界史が変転していく過程を知ることができる。

聖書に記録された大祭司の礼服を世界で初めて再現
 出エジプト28:1-4、ヘブル7:21-5、出エジプト28:17-21、28:9-12、39:6-7、25:7、35:9の御言葉をもとに、聖書に記録されている大祭司の礼服を世界で初めて詳しく説明し、礼服を着用した大祭司の姿を絵によって再現した。


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