リウ-友または隣

2018.09.13 13:45

閲覧数:59

cab2ec166e4554235f7eec0748a7ec84.jpg


 「リウ」の語源は「(家畜を)世話する、または放牧する牧草地」を意味する名詞「レイ(y[Ir ])」と、「放牧する、育つ、交わる、特別な友となる」という意味を持つ動詞「ラア(h[;r ;)」から由来しています。

 ペレグは信仰の先祖エベルが離れた後、ふさわしい信仰の指導者がない不安定な時代の中で、自分の子が円満な人間関係を築いて、地上で成功出来るようにとの願いを込めて「リウ」と名づけたでしょう。しかし信仰の親として、「神の友」となることを先ず願うよりは、世の人々のように、人間関係における最高の友を持つ事を願っていたようです。それなら如何に愚かしい願いでしょうか。


リウは放牧民だったと考えられます。


 「リウ」の語源の中に「放牧する、育つ」という意味があります。これは彼らが放牧を生活の糧としていた事を示しています。古代、農耕社会の生計維持は牧畜や農業がほとんどでした。

 遊牧生活の特徴は、水や牧草地を探し、家畜を連れて移動を繰り返しながら生活する事です。一般的には、春と秋に牧草地を求めて大移動をしますが、同時に、放牧地の中でも小さな移動を繰り返します。当時、バベルの塔の出来事による大移動があったはずですが、彼らはそれ以前にも、遊牧によって生計を立てていたものと思われます。まさに、その頃の労苦の様が彼の名前ににじみ出ています。あちこち草原を探して移動を繰り返しながら家畜の世話をし、家族を養いながら、何とか自分たちの生活領域を確保しようとしていた事でしょう。

 信徒たちの地上での生活もこれと似ています。聖書はそのような生き方をする彼らを指して、「旅人」(Ⅰペテロ2:11)、「寄留する者」(歴上29:15)と呼んでいます。「寄留」とは「しばらく留まって暮らすこと」を意味します。まさしく、信徒の真の「生」は、地上にしばらく留まって、やがて永遠のふるさとである天国に帰る事です(ヘブル11:13-16)

XE Login