2015.08.21 12:47
カインは罪を犯しても神から下された刑罰が重過ぎると抗議し、下された刑罰を受け入れることが出来ないと図々しく問い返しました(創4:13-14)。カインのこの言葉の中に後悔の念は微塵も感じられません。詩篇の記者が悔い改める心境で、「わたしをみ前から捨てないでください。あなたの聖なる霊をわたしから取らないでください」(詩51:11)と告白したものとはまったく相反しています。
その殺人者カインに下された呪いは何でしょうか?
一つ目は、「土地を耕しても、土地は、もはやあなたのために実を結ばせない」ということです(創4:12)。
この呪いはアダムに下された呪いよりもっと深刻なものでした(創3:17-18)。土地が殺人者カインを拒絶する呪いでした。過去に罪を起こしたアダムは、一生苦しみながらもその地の産物を得ることが出来ましたが、地はカインのために実を結びませんでした。カインは、農作物はもちろん、すべての実を刈り取ることは出来なくなってしまいました。彼はどんなに苦労しても、所得を得ることが出来ない人生になってしまったのです。
二つ目に下された呪いは、「地上から追い出された」事でした(創4:12)。
人生の彷徨が始まったのです。何の心配もなく、気楽に生きる安息の場を失ってしまいました。
このように罪の属性は、神と共にすることをできないようにします。そしてすべての関係を絶たせます。上の神との関係が遠くなると下の自然万物からも歓迎されないことだけではなく、自分が所属していた共同体の中での関係も弱くなります。その結果、自ら孤立され疎外感を感じることになるのです。
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