ナホル-鼻息を吹き付ける

2019.06.05 21:00

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82f4ec9620915fb9b88a382b9dc7ce30.jpg 「ナホルの名前の意味は「息が切れる、ぜいぜい言う、鼻息を吹き付ける」です。語源は「ナハル(rj' n ')」で「裏風、鼻息」という意味です。ナホル以前の族長たちの寿命はペレグ239歳、リウも239歳、セルグ230歳、テラも205歳を生きたことを見る時、148歳で死んだナホルは決して自分がすべきことを果たし終えて死んだのではないことが伺えます。神ののろいを受けて、事故や病気で急に死んだのかもしれません。もしそうであるなら彼の突然の死は、セム系列の族長たちと家族たちに大きな衝撃を与えたことでしょう。

 

               ナホルは罪により短命だったと見られます。

 

ノアの洪水以後、10代の族長たちの中でもっとも先に死んだ者はペレグで、その次は1年後にナホルが148歳で死にました。ナホルは寿命がもっとも短かく、急な寿命の短縮は確かに罪の問題と関連性があります(55:23,箴10:27,伝道7:178:13,ヨブ22:15-16)

聖書で「急に」滅ぼされる場合は、代表的に次の2つです。


1つ目は、傲慢な者です。

箴言29:1 しばしばしかられても、なおかたくなな者は、たちまち打ち敗られて助かることはない。


2つ目は、偽る者です。

箴言6:12-15 よこしまな人、悪しき人は偽りの言葉をもって行きめぐり、目でめくばせし、足で踏み鳴らし、指で示し、よこしまな心をもって悪を計り、絶えず争いをおこす。それゆえ、災は、にわかに彼に臨み、たちまちにして打ち敗られ、助かることはない。

 

ナホルは当時の年齢を基準にしてみると、若盛りの頃に災いにあって瞬く間に死にました。その名前の中には彼の人生が何かに取り付かれたか、狂い、東奔西走しながら生涯の全部を投資し、非常に忙しく暮らした痕跡が見えます。彼は地上で物質であれ、名誉であれ、上に立つために夢を見、手段と方法を選ばなかったのです。物質も、時間も、若さも地上にすべて傾けたのです。今で言うなら、若いうちにこの世で事業においても、人気の面においても一旋風を起こした者です。自己計算の中で自ら満足して、自分の浅知恵に満腹感を抱く錯覚の中で生きた者です。結局この世の物(物、名誉、人気)にあまりにも没頭したあまり、だんだんと自我を失い、霊と命の尊さをすべて失ってしまいました。

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