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2015.12.30 11:31
エノスは思いかけない時に得たカイナンによって、信仰の領域が広げられました。さらに彼は、いにしえの日にエデンで人類が所有していた統治権を回復するという願いを「カイナン」の名に込めました。まさに堕落によって失った創造の御わざ(ルカ4:5-7,マタイ4:9)や、万物に対する所有権、統治権の回復であったことでしょう(創1:28,2:15,19)。これらのことから「カイナン」は、救済史の中で創造主であられる神御自身が人類を救い出すために、「幸いな訪れ」としてこの地上に来られ、宇宙万物まで回復しようとする神の御わざのシンボル的存在として見ることが出来ます。このように、子の名を通して表れた彼らの信仰の告白に基づいて見るならば、セツの子孫たちが以前にも増して、主なる神、すなわち宇宙万物の創造主である神に対する信仰の領域が広がったであろうことを推測することが出来ます。
今日、御言葉を信じる私たちにも「地を従わせよ」と言われた神の命令(創1:28)と「あなたがたは行って、すべての国民を弟子として」と言われたイエス・キリストの命令(マタイ28:18-20)に従い、福音をもってこの世を従わせ、この地を神の「広大な所有」に造り変えて行かなくてはなりません。
番号 | タイトル | 閲覧数 |
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106 | 4代カイナン‐(思いがけず)得た息子、(広大な)所有 | 273 |
105 | 救済史の最高峰、キリストⅠ | 274 |
104 | カインの中に宿っている罪の慕い求め | 274 |
103 | バベルの塔の建築Ⅰ | 275 |
102 | 11代セム‐神の名誉のために生きたセム | 276 |
101 | カイン - ”得た” | 277 |
100 | 1代アダムⅠ‐人、人類、人間 | 278 |
99 | セツはアダムのかたどり、形のような息子 | 278 |
98 | エノクの救済史的しるし | 281 |
97 | 系図の二つの流れ | 291 |