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2015.08.14 09:17
自分も気づかないうちに闇の子となって、カインのようなサタンの手先となっている姿を、イエスはマタイによる福音書13章24~30節の毒麦の譬で説明されました。この譬の焦点は、主人は良い種を蒔いたが人々が眠っている間に敵が来て毒麦を蒔いて立ち去ったということです(マタイ13:25)。イエスは弟子たちにこの譬を再び語りながら、良い種を蒔く者は「人の子」(マタイ13:37)で、毒麦を蒔いた敵は「悪魔」であると解き明かされました(マタイ13:28,39)。すなわち毒麦を蒔いて立ち去った敵の正体は悪魔だったのです。
聖書はイスカリオテのユダについて「悪魔がすでにイスカリオテのユダの心にイエスを裏切ろうとする思いを入れていた」(ヨハネ13:2,27,ルカ22:3)と述べています。これも悪魔が毒麦を蒔いたものでした。
続けてイエスは、良い種は「御国の子たち」で、毒麦は「悪い者の子たち」であると語られました(マタイ13:38)。イスカリオテのユダは、イエスが伝えた御国の福音を弟子たちと同じように聞いたにも関らず、御国の子になる事が出来ず、不幸にも悪魔によって蒔かれた悪しき者の子となってしまいました。同じくカインも神の御言葉より悪魔の思いをより受け入れることによって、悪魔に属した者になってしまったのです。(Ⅰヨハネ3:12,創4:4,ヘブル11:4,ユダ11章)。
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