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5. 自らを神格化・英雄化しました。

 鉄製の器具は多くの殺人を起こさせ、それはまた「英雄たちの誕生」へとつながっていきました。その結果、英雄たちは美化され、それに従う巨大な悪の勢力が形成し、強大な力で神に立ち向かうことになりました。これらはすべて、彼らの文明社会への発達がもたらした悪の結果でした。

 すべての文明の発達は、人間の生活を楽にしようとする人本主義、そして肉的な満足、すなわち性的な堕落へと向かって流れていきました。その結果、「人間の内的能力を開発させれば、神のように超越的な存在になれる」といつも神を無視し、反抗して神から独立しようとする悪しき霊のわざが伴っていました。この時すでにレメクにとって、神の怒りは何でもないものでした。アダムの罪は御言葉に対する不従順であり、カインの罪は御言葉を拒否した後、殺人によって表面化し、レメクの罪は殺人の普遍化と、復讐心を極限まで正当化した事です。罪がますます構造的に増大され「殺人」という血の復讐によって世界はすべて罪に染まっていきました。このようにカイン系統の不敬虔はアダムの7代目のレメクに至って最高頂に達したのです。


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