bb20d4ad911c2f04109065d32a11144e.jpg 聖書はセツを「アダムのかたちのような子」と表現しています。

 

創世記5:3

 アダムは130歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を生み、その名を

   セツと名づけた。

 

 これは、神のかたちをセツの系列につなげたことを宣言する御言葉です。父アダムの形を持っている子はカインではなく、「セツ」であるということです。したがって、神の約束はカイン系列ではなく、セツ系列に与えられました。これはアダムに与えられた神の命、神のかたちが、彼の堕落によってその完全さは失ったものの、セツにつながれたことを示しています。
 動物と区別される人間の命の価値と尊厳性は、人間がまさに神のかたちにかたどって造られたという土台の上に確立されています(創9:6,ヤコブ3:9)。人間はその犯した罪によって神のかたちを失ってしまいました。しかしそのような堕落した人間にも、神のかたちをつなげて下さったのは、神の深い愛と人類救済に対する熱心であると言えます。

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