ノアが箱舟を建てた期間

2017.02.22 21:21

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 ノアが箱舟を造った期間は何年でしょうか?一般的に多くの注釈と創世記講解集では、箱舟を造る期間は120年であると主張していますが、聖書を調べると箱舟を造った期間は、明白に120年ではない事がわかります。これは非常に重要な問題です。イエスの生涯は33年ですが、もし35年であると主張したら、どんなに大きな問題を犯す事になるでしょうか。創世記6章3節で「120年」と言われているのは、当事の人々が肉体主義になった堕落を警告し、堕落した世を滅ぼそうとする裁きの警告をした時点を指すのであって(創6:7)、その時、直ちに箱舟の啓示を与えられたわけではありません。月日が流れて、創世記6章10節では、3人の子を生み、また歳月が流れた後、3人の子たちの妻を迎えたでしょう。その後「自分のために箱舟を造りなさい」(創6:14,新改訳)と言われ、箱舟の詳細な造り方を教えられました(創6:17)。洪水が起こる120年前はノアが480歳ですが、その時は長子であるセムを生む22年前です(創5:32,7:7,11,11:10)。では箱舟を造った期間を計算してみましょう。


① 水による裁きが行われたのは、ノアが600歳になった時です(創世記7:6,11)。


② 神様がノアに箱舟の啓示をされたとき、すでに3人の息子がいて、また彼らが結婚した後のことでした。

 創世記6:10節で「ノアはセム、ハム、ヤペテの3人の子を生んだ」と言われており、その後に創世記6章14節で箱舟を造るようにと啓示を与えられたのです。箱舟の造り方をすべて言われ、地の上に洪水を送って、命の息のある肉なるものを、みな天の下から滅ぼし去ると宣言されました(創6:17)。また、創世記で6:18は、「ただし、わたしはあなたと契約を結ぼう、あなたは子らと、妻と、子らの妻たちと共に箱舟にはいりなさい。」と語っています。これは箱舟の啓示をされたとき、すでに3人の息子が結婚した後であることを教えています。


③ ところがノアが3人の息子を生んだのは、500歳になってからのことです(創5:32)。
 標準新翻訳では、創世記5章32節を「ノアは500歳を過ぎてセムとハムとヤペテを生んだ」と語られています。創世記11章10節の御言葉を見ると、正確にノア502歳でセムが生まれました。そして彼らが成長して結婚し、それからノアに洪水の啓示が与えられ(創6:18,7:17)、ノアは神から与えられた啓示の通り箱舟を造り始めました(創6:22)。


④ このため実際に箱舟を造った期間は、ノアがセムを生んだ502歳を基準にしてみると98年足らず(ノア600歳−502歳=98年)、ノアの3人の子が結婚した歳を考慮すれば、もっと短くなるのが分かります。
 もしノアがセムを生んでから2年ごとに2人の子を生んだならば4年かかったことになり、3年ごとに2人の子を生んだなら6年かかったはずです。ですからノアが箱舟を造った年数は、98年よりはるかに短い期間であることが明らかになります。また彼らが成長して、結婚して妻を迎え入れようとすれば、子の年が最年少でも15歳を超えるべきです。これらを考慮すると箱舟を造った期間は長く見積もっても70〜80年を超えないでしょう(創6:18)。ですから箱舟を造った期間が120年であると言う見解は、すべて聖書的ではない誤った見解です。

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