年代計算の基準点Ⅰ

2015.07.20 18:06

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 聖書には数多くの系図が記されていますが、聖書の中に記されてある人物の出生や死に関わる年が毎回系図に記されているわけではありません。ですから、年代を測定する上で一つの基準となるものが必要となります。その基準点をもとに前後の年数を計算すれば、一つ一つの確かな年代が明らかになります。それらを総合する事によって、一つの正確な年表を作成する事が出来ます。

 これらの正確な年表を作成するための聖書的な基準点が、出エジプトの年度です。

 

出エジプトの年度は、BC(紀元前)1446 年です。

 出エジプトの年度は、それ以前の族長たちの生涯を年度別に計算するにあたり大変重要な基準となります。聖書から出エジプトの年度を計算するヒントを、列王記の中から見出す事が出来ます。列王記上6章1節に、「イスラエルの人々がエジプトの地を出て後480年、ソロモンがイスラエルの王となって第4年のジフの月、すなわち2月にソロモンは主のために宮を建てることを始めた」と記されています。また、歴代記下3章1~2節には、「ソロモンはエルサレムのモリアの山に主の宮を建てることを始めた。そこは父ダビデに主が現れた所、すなわちエブスびとオルナンの打ち場にダビデが備えた所である。ソロモンが宮を建て始めたのは、その治世の4年の2月であった」と記され、「2月2日」と更に正確な日まで明記されています。
一般的に知られているように、ソロモンがイスラエル王に即位したのは、紀元前(BC)969年の事です。彼がエルサレムの宮の建築を始めたのは、それから4年目の紀元前966年です。これをもとにして480年を計算すると、出エジプトの年は、紀元前1446年になります(966+480=紀元前1446年)。中には、出エジプトの年を紀元前13世紀と見る自由主義的神学者もいますが、大方の神学者たちが支持する紀元前1446年が、より聖書的であると考えられます。

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