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2018.07.20 10:31
ペレグは、彼の6代目の子孫アブラハムと48年間、同じ時代を生きました。
またしても、セム系列の信仰を受け継ぐべきペレグが犯罪の道に立った事は、洪水の後に与えられた虹の約束がなければ、先にあった裁きに等しい災いが下されて然るべき大罪です。したがって、ペレグの時代に突然短縮された寿命は、確かに彼らの罪に対する神の裁きの一環と見ることができます。
アダムの10代目にあたるノアは、15代目の子孫ペレグより10年長く生かされました。しかし、バベルの塔建設という犯罪に加担したペレグは、神の裁きによってその寿命が半分に縮められたのです。年表を参考にしてみると、アブラハムは彼の先祖ノアからテラまで、セム系列の10人の先祖たちと同じ時代を生きました。当時、「ノア―セム―アルパクサデ―シラ―エベル」は、すでにハランの方に移動して暮らしていたであろうと思われるので、アブラハムがカルデヤのウルを離れるまでは、信仰を完全に守ることのできなかった「ペレグ―リウ―ゼルグ―ナホル―テラ」らと共に暮らしていた事が推測されます。
アブラハムは48歳の時、ペレグがこれまでになく短命に終わった事を見(239歳)、またその翌年(アブラハム49歳)には、祖父ナホルが148歳というさらに短い生涯を終えた事に驚きを覚えたはずです。これは、彼らの信仰が如何に変質し、神から遠ざかっていたかを示すものです。彼らの死を通してアブラハムは、何かを感じ、模索していた事でしょう。神様はそのような先祖たちの中で生きているアブラハムを分離されたのです(創12:1)。
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