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 神様は、切に祈りながら「どうすればイエス・キリストの十字架の福音を伝えることができるだろうか」と考えながら、ただ神様の栄光のために建てられた聖殿に臨在されます。


1.ソロモン聖殿は神様の救いの御業の基礎です。
 ソロモン聖殿は、ソロモン王4年、すなわちBC966年2月2日に建設を始め(列王上6:1, 歴代下3:1-2)、7年6ヶ月目、ソロモン王11年8月に完成しました(列王上6:38)。この聖殿は、人の考案や議論によって設計されたものではなく、主の御手がダビデに臨んで書かれたものによって建てられたものです(歴代上28:11-19)。すべてのものが神様の指示によって建てられたので、竣工するまで、たった1%の狂いもなく完璧な聖殿として建てられました(歴代下8:16)。すべての救いの御業も、人の議論が必要なく、ただ神様が主権的に御業されました。実に、聖殿建築のための彼の準備と過程は、イエス・キリストのなかで聖殿となった私たちに向けられた神様の救いの御業を見せてくれています(Ⅰコリント3:16, 6:19, エペソ2:22)。

2.聖殿は神様が臨在される場所です。
 神様がご自身の名前を永久に聖殿に置くと語られたため(列王上9:3)、聖殿はただ神様に栄光を返すためだけに存在しなければならなく、心から神様を畏れ、霊とまこととによって生きた礼拝を捧げる場所にならなければなりません(歴代上22:6-8, 10, 19, 列王上5:3-5)。のちに聖殿が完成し、ソロモンが献堂礼拝を捧げるとき、全イスラエルの会衆が集まり14日間主の前で祭りを守りましたが、ソロモンが祈りを終えるや否や、火が天から下ってきて彼の燔祭と犠牲を焼き、主の栄光が宮に満ちました(歴代下7:1, 列王上8:10-11)。14日間の奉献の礼を終え、帰っていくすべての民の心は神様が与えてくださったすべての恵みによって喜び、楽しみました(列王上8:66, 歴代下7:10)。

3.聖殿はイエス・キリストの福音を述べ伝える場所です。
 教会はイエス・キリストの十字架の血によって、あがない取られた共同体です(使徒行伝20:28)。そのため、教会はただイエス・キリストの十字架の福音だけを証ししなければなりません。使徒たちが御言葉を伝えるときに、主の御言葉はますます盛んにひろまり、力を増し加えていき、弟子の数が非常に増えました(使徒行伝4:4, 6:7, 12:24, 19:20)。主が幻の中でパウロに「恐れるな。語り続けよ、黙っているな。あなたには、わたしがついている。だれもあなたを襲って、危害を加えるようなことはない。この町には、わたしの民が大勢いる。」と語られました(使徒行伝18:9-10)。イエス様もこの地におられるとき、たくさんの群集がイエスを自分たちから離れさせまいと引き止めると、「わたしは、他の町々にも神の国の福音を述べ伝えなければならない。自分はそのためにつかわされたのである」と語られました(ルカ4:42-43)。

結論: 神様は「聖殿で捧げられる祈りにわたしの目を開き、耳を傾ける」と約束されました(列王上8:29, 歴代下7:14-15)。ですから、祈りをやめる罪を犯すようなことはせず(サムエル上12:23)、イエス・キリストの十字架の福音を一生懸命述べ伝える信徒になりましょう。

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