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 第7日は「全き休みの安息日」で、神様とイスラエルの子孫との間の永遠のしるしであり、神様が6日間天地を創造され、第7日目に休まれ、いこわれた日です(出31:15-17)。

 

1. 第7日目の起源は何でしょうか。

 神様は6日間の創造を終えられたあと、「7日目」に休まれました(創世記2:3)。「夕となり、また朝となった」6日間の繰り返される時間の創造は例外なく「神はそれを見て良しとされた」という神様の満足の表現によって終えられています(創世記1:4, 10, 12, 18, 21, 25)。神様はその創られた全てのものを見られたとき非常に良しとされ、その創造が終わったので第7日目に安息されました(創世記1:31, 2:2)。このように神様の創られたすべてのものが良しとされたのですから、安息日を感謝をもって守れば、霊肉共にすべての祝福を受けます(Ⅰテモテ4:4, 創世記2:3)。

 

2. 第7日目はどのような日でしょうか。

(1) 神様が安息された日です(創世記2:2-3)。これは決して神様が疲れて眠られた停止の状態を意味するのではなく、神様ご自身の創造の御業の結果を見られ、満足されたことを言います。ですから第7日は楽しく喜ばしい日なのです。

(2) 祝福された日です。神様は安息日を恵まれ、第7日に祝福を与えてくださいました(出20:11, 創世記2:3)。ですから、主日はキリストの満ち溢れる祝福の日であり(ローマ15:29)、イエス・キリストにあってアブラハムの祝福を受ける日です(ガラテヤ3:14)。

(3) 主の日として覚える日です。神様の民は安息日を覚え、聖く守らなければなりません(出20:8)。

(4) 神様に属する聖なる日です。神様は第7日目を聖別されました(創世記2:3)。

(5) 勝利の日です。神様は430年間エジプトでの奴隷生活から救い出してくださったことを記念し、その日の勝利を覚える感謝の日がまさに第7日目です(申命記5:15,  出12:40-42)。

 旧約の安息日は、最後の日である第7日目で、創造の御業が終えられたために守るようになり、新約の主日はイエス様の復活の最初の日として、救いの御業が成就されたために守るようになりました。ですから今日の信徒たちは、復活の力をまとい、主日ごとに集まり、心をひとつにしてお互いに教え合い、祈り合うことに力を尽くさなければなりません(使徒行伝2:42-47, 4:32)。

 

3. 7日目はどのように守らなければならないのでしょうか。

 イザヤ56:2で「安息日を守って、これを汚さず、悪を働かないよう、心の手をしっかりおさえなければならない」と語られています。では、どうすることが第7日をしっかり守ることなのでしょうか?

(1)この世の働きをすべてやめなければなりません(出20:8-11)。

(2)世俗的な娯楽を禁じなければなりません(イザヤ58:13-14)。

(3)聖なる慈悲を施さなければなりません(ヨハネ5:5-18, ルカ4:33-37, マタイ8:14-15, ヨハネ9:1-16, ルカ13:10-17, 14:1-6)。

(4)7日目は神様にすべてをもって礼拝を捧げる日です。十戒の中の第1~4の教えは神様に関することであり、最も核心的な事はまさに神様に捧げる「礼拝」です。第7日目の礼拝のために6日間私たちに与えられたすべての働きに全力を尽くして行うのです(出20:8-11)。

 

結論: 神様が第7日目を定められた最大の目的は、人々に霊的な祝福と家庭の祝福を与えるためでした。ですから信徒たちにとって安息日を聖く守れという神様の命令が、私たちが栄えるための基本であると同時に、変わることのない永遠の契約、祝福のしるしであることを悟って、この日を感謝と喜びによって守らなければなりません。今日も神様に栄光をお返しする、聖なる礼拝を捧げましょう。

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