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 天国に入る扉はイエス様や天使が開くものではなく、まさに「悔い改め」によって開くのです。


 今日の本文にもイエス様は悔い改めの重要性を強調しておられます。「あなたがたも悔い改めなければみな同じように滅びるであろう」(ルカ13:3)。この御言葉は悔い改めれば滅びることなく天国に入れるということです。ですから、バプテスマのヨハネやイエス様は、神様の働きを始める前、一番最初に「悔い改めなさい。天国は近づいた。」という御言葉を叫ばれました。悔い改めと天国は直結している御言葉です。悔い改めれば天国の扉が私たちの前にすぐ開かれるのです。

 「悔い改め」という言葉は、旧約では「悲しむ、哀痛する」という意味を持っている(ナハム)と「振り返る」という意味を持つ(シュブ)が使われていました。そして、新約に入ってからは、「心を新たにする、考え方を変化させる、目的や意図を変える」という意味を持つ(メタノエオ)が使われました。これらはすべて、振り返るということと関連しています。罪に対して悲しみと哀痛の心をもって反省し、過去から振り返ること。そして、新しい人生をスタートすることがまさに悔い改めなのです。徹底的な悔い改めがなければなりません。それは、深く考え悔い改めることです。次に、切なる心がなくてはなりません。また、偽りがなく一つ一つをすべて告白することを言います。骨がずきずき痛み、体全体が痛いほど、自分の体を叩いて砕けるほど骨身を削る悔い改め。そのような悔い改めがあったときに天の扉は開くのです。目に見える服だけを引き裂いても意味はありません。私たちの心を引き裂かなければならないのです(ヨエル2:13)。このような徹底した悔い改めの経験がある人は、徹底した神様の人になれるのです。

 悔い改めの結果は何でしょうか?悔い改めた人は清い心をもって新たになり、新しい力を受けます(詩編51:10)。道を失った子羊のような私たちでも、悔い改めさえすれば霊の牧者のもとにかえってその胸に抱かれ、平安を授かる羊となることができます(Ⅰペテロ2:25)。それがまさに徹底的に悔い改めた者の姿なのです。

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